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reported by...「Kiyoka」

Kiyoka

オペラ歌手を目指しイタリアのマルケ州に留学中。作曲家ロッシーニの故郷としても有名な都市「ペーザロ」の国際コンクールで第一位を獲得しました!

reported from....「Pesaro(Italy)」

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2012/01/26

#25 暖房装置と家

新年明けましておめでとうございます。希望に満ちた一年となりますように。

今回取り上げるのは、「家」と切っても切り離せない関係にある暖房装置です。なぜならそれは、あらゆる家に必ず!標準装備されているからです。新しい家でも古い家でも、アパートでも戸建てでも、学校でもレストランでも必ずコレ。まずは写真を見てください。


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このクネクネとした鉄チューブの中をお湯が通る、なんと驚くことにただそれだけなんです! 日本では暖房器具といえば主流はエアコンや石油ヒーター、電気ストーブといった空気を温めるものですね。この鉄チューブは直に触れば温かいものの空気自体を温めてくれないため、大きな空間になればなるほど結構寒いんです。にもかかわらずこの原始的なシステムでは、ガスでお湯を沸かしその温度を保ちながらずっと流さなければならないので、冬の暖房にかかる費用がとても高くつきます。しかも多くの集合住宅では夜間はシステムが停められるので23時を回る頃にはひんやりとしてきます。この全く割りに合わない高価な暖房器具をみんな不満に思いながら「ああ暖房費が払えない!」と文句を言いながら、これに代わる暖房器具が出てこないのが実に古きを愛するイタリアらしい。
原始的といえば、写真にある黄色い陶器は、エヴァポラトーレ(evaporatore)といって要は加湿器の役目をします。皆さんもうお分かりですね。その中に水を入れ、この暖房装置に針金でつるすと、陶器が温められその中の水が蒸気となり乾燥を防ぐというしくみです。この加湿器は安価で可愛らしく様々な色や柄があるのでお部屋のちょっとしたインテリアにもなります。
 
初めてイタリアでの生活を始めたのが真冬で、またとても寒い北イタリアだったため、最初にこれを見たときに戸惑い周りの人々に「家には鉄チューブがあるだけでとても寒い」と言うと、みんな「どの家もそうだよ」と笑っていたのをよく覚えています。
投稿日時: 2012/01/26 13:15:06