#1 ターラントの古い家
はじめまして! 第1回は南イタリア、プーリア州にある港街ターラントのレポートです。地形でいうと長靴のヒールの付け根の内側にあたります。旧市街にある家々はとにかく古く人を寄せ付けない雰囲気さえあります。中には廃墟と化している建物もありますがちゃんと人が住んでいるんですね。この街は紀元前8世紀、スパルタの植民都市として大きな発展を遂げました。今では古代ギリシャの建物は地下に眠っていますが、あちこちに遺跡が出土し、いにしえの繁栄を思わせる独特の雰囲気を放っています。これらの家には土地柄、漁師さんや比較的貧しい人々が住んでいます。洗濯機なんてものはなく電気は電球一つだったり。古いものを大切にし、使える物は何度でも直しながら最後まで使い、ちょっとくらい貧しくたってとにかく明るく元気! すぐ目の前には真っ青な海が広がり、また近くには魚の市場やレストラン、漁船の波止場などが並んでいます。土地で採れる新鮮なお魚を食べて、美しい海と南イタリアのまぶしい太陽に抱かれてみんな力強くたくましく生きています。

