From Italy

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Kiyoka

オペラ歌手を目指しイタリアのマルケ州に留学中。作曲家ロッシーニの故郷としても有名な都市「ペーザロ」の国際コンクールで第一位を獲得しました!

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#25 暖房装置と家

新年明けましておめでとうございます。希望に満ちた一年となりますように。

今回取り上げるのは、「家」と切っても切り離せない関係にある暖房装置です。なぜならそれは、あらゆる家に必ず!標準装備されているからです。新しい家でも古い家でも、アパートでも戸建てでも、学校でもレストランでも必ずコレ。まずは写真を見てください。


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このクネクネとした鉄チューブの中をお湯が通る、なんと驚くことにただそれだけなんです! 日本では暖房器具といえば主流はエアコンや石油ヒーター、電気ストーブといった空気を温めるものですね。この鉄チューブは直に触れば温かいものの空気自体を温めてくれないため、大きな空間になればなるほど結構寒いんです。にもかかわらずこの原始的なシステムでは、ガスでお湯を沸かしその温度を保ちながらずっと流さなければならないので、冬の暖房にかかる費用がとても高くつきます。しかも多くの集合住宅では夜間はシステムが停められるので23時を回る頃にはひんやりとしてきます。この全く割りに合わない高価な暖房器具をみんな不満に思いながら「ああ暖房費が払えない!」と文句を言いながら、これに代わる暖房器具が出てこないのが実に古きを愛するイタリアらしい。
原始的といえば、写真にある黄色い陶器は、エヴァポラトーレ(evaporatore)といって要は加湿器の役目をします。皆さんもうお分かりですね。その中に水を入れ、この暖房装置に針金でつるすと、陶器が温められその中の水が蒸気となり乾燥を防ぐというしくみです。この加湿器は安価で可愛らしく様々な色や柄があるのでお部屋のちょっとしたインテリアにもなります。
 
初めてイタリアでの生活を始めたのが真冬で、またとても寒い北イタリアだったため、最初にこれを見たときに戸惑い周りの人々に「家には鉄チューブがあるだけでとても寒い」と言うと、みんな「どの家もそうだよ」と笑っていたのをよく覚えています。

#24 NATALE

クリスマスのことをイタリア語でナターレといいます。今回はナターレの街並みとイルミネーションを紹介したいと思います。
電飾は単色の物が多く、華やかで絢爛というよりは厳かで静謐な雰囲気です。街の主要な通りや広場に、クリスマスの2~3週間前から取り付けられます。広場にはクリスマスマーケットも現れたくさんの人で賑わいます。
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私の住んでいる通りにもある日、一人のおじさんがやってきて…
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タバコを片手にあっという間に取り付けて行きました。
このおじさんが作ったロッシ通りのイルミネーションです。
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BUONE FESTE!! 
皆さん、楽しいクリスマスとお正月をお迎えください。

#23 モダン×アンティーク

たまたま通りかかって見つけたアパート。建物自体はかなり古いのですが、真っ赤に塗り替えられた窓枠と入り口にはめ込まれた真っ白なアラベスク調の彫刻。オブジェのように添えられた取っ手の扉。不思議な調和と美しさがありませんか。
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少しの「新しさ」を足すことで、それをまったく別のものに生まれ変わらせたり、あるいはそこに元からあった魅力を引きだすという発想は、衣・食・住はもちろん生活のすべてにおいて様々な可能性を示してくれます
 
イタリアでは中古住宅が主流ですが、その中に「少しの新しさ」を足して本当の「らしさ」を作り上げることがみんなとても上手なような気がします。

#22 カルチョーフィ

今回は食欲の秋ということでイタリアの食べ物についてレポートしたいと思います。イタリアに来たばかりの頃、特に野菜について見たことがないものが多くびっくりしたのを覚えています。その代表格がこれ、カルチョーフィ(CARCIOFI)です。正確には、単数でCARCIOFO(カルチョーフォ)、2つ以上の複数でCARCIOFIとなります。
さて、皆さんはご存知でしょうか?英語名アーティチョーク、日本名では朝鮮アザミというのだそうです。イタリアでは同じ野菜が年中を通してあるのではなく、出回る野菜を見て季節を感じるくらい、それぞれの野菜を食べられる季節が限られています。カルチョーフィは丁度今頃から出回ります。
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初めは色といい大きさといい一体どうやって食べるのだろうと不安になるくらい、私には見慣れないものでした。紫色の大きな頭花の部分の花弁をほとんど剥いて、茎の部分をほとんど切り捨てて、それから灰汁(あく)が強いので水に充分につけて、ようやく下ごしらえの完成です。ほら!こんなに小さくなってしまいました。少し苦味があってそれは美味なんです。
食べ方は色々。パン粉をまぶしてオーブンで焼いたりにんにくと合わせて煮たり、オイルで漬けたり、PIZZAの具としてもよく使われます。イタリアでは、まさに秋冬のシンボルといえる食べ物です。

#21 凝灰岩の家

トスカーナ州の南、ほとんどラツィオ州との州境のあたりに凝灰岩でできた一帯があります。何千年もの昔、火山が噴火して降り積もった火山灰が堆積してできた土地といわれています。ソラーノ、ピティリャーノ、センプロニアーノなどがその代表で、これらの街は高い岩盤の上にそそり立つように存在します。

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街に一歩踏み入れると、まるで違う時代に迷い込んだよう。そして息を呑むような美しさ!

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家の内側の壁までもごつごつとした石で出来ています。この辺りにはイタリアの先住民であった古代エトルリア人(紀元前10~3世紀)の遺跡が多く残っており、とくに彼らが凝灰岩で作ったたくさんの穴倉が今でも多くの家庭の地下でワイン貯蔵庫として使われています。

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これらの街や家々は一体どれだけの歴史を見てきたのでしょうか。
イタリアの違う顔を見せてくれる、まさに秘境ともいえる土地です。

#20 名物おばさんの家

花の都フィレンツェを擁するトスカーナ州アレッツォ郊外。広大な敷地を持つ大邸宅。ガブリエッラさんは名物おばさんです。というのは、このお宅、一見普通のお家ですが実はホテルを営んでいるんです。大きな50メートルプールにシャワーにハンモック、プールサイドに並んだたくさんのビーチベッド、その周りには色取り取りの花々…。その反対側にはオリーブの木々が生き生きと緑を放つ、手入れの行き届いた庭園。客室は4つ、その一つ一つが本当に広くジャグジーやテラスが完備された全室スイート。

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このお宅は一般住宅として代々家族で住んでいたのですが(はじめからプールも庭園もあった!)、あまりに広くお子さんたちも皆独立していったため3年ほど前から改装なしでホテルを営むようになったそうです。本当に親しみやすく温かい人柄のガブリエッラさん。宿泊客が皆満足して笑顔でこの家を後にするのも頷けます。

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朝ごはんは毎朝手作りのケーキ6種類ほど、それから地元のチーズや自家製のシカとイノシシのサラミなどの逸品を提供します。インタビューをしていると、まだあどけなさの残る可愛らしい女の子が入ってきました。名物おばさんは「これが私の娘。この子がいつもイノシシを倒すのよ」と豪快に笑いました。
info. ortali country house

#19 国旗と家

今回の東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

3月17日はイタリア建国記念日です。

今年は150周年ということで「特別に」家々にはイタリア国旗が並びました。古代ローマからのイタリアの歴史を考えるととても古いようですが実はイタリアが統一国家として成立したのは1861年とつい最近なのです。それ以前はサルデーニャ王国やヴェネツィア共和国など、たくさんの国々がそれぞれの歴史を生きていたわけです。さて、「特別に」と書いたのは普段この国旗が出てくるのはある一つのことを除いてとても珍しいのです。その一つのこととは、お分かりですか?そう、サッカーです。4年に一度のワールドカップと、イタリア代表の国際試合。そのときになると、ここぞとばかりにこの国旗が颯爽と現れます。サッカー以外ではまったくと言っていいくらい見かけることがないんです。
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写真にある家々はイタリアでよく見られる建築方法で、すべての家がつながっています。もちろん内部には各家を隔てる厚い壁がありますが、戸建ての家のように外壁を新しく作る必要がないのでコストの大幅な削減とスペースの活用が実現されるのでしょうね。

#18 冬の風物詩

明けましておめでとうございます。今年も皆さまにとって素晴らしい1年となりますように。

少し季節はずれになってしまいましたが、クリスマス前になるとたくさんの家の壁にサンタクロースが見られます。少なくとも私は見たことがありませんが日本にもあるのでしょうか?

初めて見たときはびっっくり!それもそのはず、たまに一体見かけるのではなく、この季節はイタリア中どこを歩いても家の壁や窓、バルコニーに、ときには「びっしり」サンタが「登って」いるのです。

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近づくと結構大きくて、たまに「このたくさんのサンタの中には本物の泥棒が混じっていて誰も見ていないときにカサっと動いたりして。。。」と真面目に考えてしまうくらい。サンタにも色々あり、大きなサンタと小さな2人のサンタが3人ではしごを連なって登っているものや、実はよく見るとサンタの格好をした熊だったり。イタリアの家屋は一般的に四角くて平らな壁のものが多いので、こういったサンタはとてもよく映えるのです。
このサンタたちは12月の初旬から1月の中旬くらいまで通りを楽しませてくれた後突然さっぱりと消え、また1年後に帰ってくるのです。

#17 王様の家

マルケ州、ウルビーノ。ここは1200年代から1600年代まで、ウルビーノ公国として栄え、イタリア・ルネサンスの中心地の一つともなりました。またイタリア美術の大家ラファエッロの出身地でもあり、彼の生家も現在美術館として残っています。
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それにしてもこの宮殿、本当に大きくて立派なんです。私の住んでいる街から近いのこれまで何度も何度も足を運びましたが、毎回見るたびため息が出ます。宮殿のレンガは街中どこまでも続いていて、民家を含有しています。

よくウルビーノは街自体が遺跡と言われますが、まさにその通り。本当によく保存されていて、崩壊がまったくなく、中世そのものの街並みが完全なまま残されています。侵入を防ぐためにわざと坂だらけに作られた街です。

本当にきつい!

訪れる際は、歩きやすい靴をお勧めします。

#16 アドリア海の家

マルケ州ペーザロ、アドリア海に面した丘の上に建つシストさんのお宅。愛犬コリーのジョット君が出迎えてくれました。このお宅は2次大戦中にドイツのとある伯爵夫人が所有していたもので、後に長く放置され今からおよそ30年ほど前にシストさんが購入したお宅だそうです。
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当時お宅からはたくさんのファシズムに関する文書が見つかったとか。写真は裏口にあたるテラスからで、その下には一面アドリア海が広がっています。奥様のモニカさんはチェコ人で大のアンティーク家具の収集家。1800年代と思われるとても古そうな代々の家族の肖像画も。とにかくすべてがアンティーク。とても高そうな…と思いきや、広場の骨董市などで掘り出し物を見つけては手軽に上手に買い物されているそう。夏は屋根裏部屋をリゾートで訪れるお客さんに貸し出しているそうです。アドリア海と大自然に囲まれて心からリラックスできるお宅でした。

#15 1500年代の家

ロンバルディア州ベルガモの中でも最も古いといわれる通り、Borgo Canale。これらは1500年代の家々だそうです。道路 も石を敷き詰めて作られた、古えの時代を思わせてくれるもので車が通るとガタゴトガタゴトとすごい音がします。建物の壁の変色や亀 裂、剥がれ落ちた跡などを見ていると、「なるほど、1500年代か」と頷けてきます。
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でも今でも人がちゃんと住んでいるし、お 店もやっています。数軒先には、ベルガモが生んだ大作曲家ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)の生家があります。500 年もの長い長い間変わらずこの場所で、移り変わっていく街の様子や人々の暮らしを見続けているんですね。ベルガモは面白い街で、同じ 街の中で非常に高低さがあり、歴史的に中心だった場所はすべて高い地区にあります。低い場所にある近代的な新市街から見上げる中世の 旧市街はそれは美しいものです。

#14 Asiago

ヴェネト州アジアゴ(Asiago)を訪ねました。土地と同じ名前のチーズ、アジアゴで有名な小さな町です。チーズのアジアゴは、近隣の土地にしか出回らないそれは美味しい貴重なチーズです。アジアゴは、ヴェネトとトレンティーノ-アルト・アーディジェ州のほぼ州境に位置する山間の町で、降雪もあり冬季観光の名所、別荘地でもあります。
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地理的にスイスやオーストリアに近づくため、屋根の形などがイタリア中部などの標準的な家と比べ大分変わり、このあたりの家はほとんどがこの写真のようにとんがった形をしています。外壁には花模様の装飾、美しく正確に並んだ窓はまるで小さなホテルを思わせるようです。独創的な中にも田舎らしい落ち着きのある家です。

#13 絵のある家

新年明けましておめでとうございます。みなさんにとって喜びに満ちた明るい2010年になりますように
今回はミラノを擁するロンバルディア州マントヴァのダニエラさんのお宅に伺いました。明るい黄色の壁にはたくさんの絵が所狭しとばかりに飾ってあります。反対側の壁にも大きな額のものや、モダン、アジア・アフリカなどから集めた珍しい絵がびっしり。でも明るい壁色のせいか不思議と窮屈感はなく、むしろアンティークの家具との調和や温かさを感じました。
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家具の一つはなんと1600年代の物だそうで、家が買えるほどの価値のある物だとか。個性と寛ぎの両面を見せてくれる素敵な家です。

#12 クリスマスの家

ついこの間明けたばかりの2009年もまもなく終わりを迎えようとしています。今回はクリスマスの家をレポートしたいと思います。
クリスマスシーズンが近づくと、街の広場には可愛らしい小さな家々が立ち並びます。メルカティーニ・ディ・ナターレMercatini di natale といってクリスマス用の飾りやキャンドル、お菓子やチーズなどのお店です。形は同じですが中身は様々。私の住む街ペーザロでは12日から始まりましたが、街によって多少異なり、またフランスやドイツなど他のヨーロッパの国々では11月末から始まるところも多いようです。
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こちらではプレゼント交換の習慣があるためプレゼントになるような小物やアクセサリー、お花や、寒さをしのぐホットワイン、食べ物など幅広い種類のお店が立ち並び、お客さんの目を楽しませてくれます。土日にはたくさんの人々で賑わい、まさにこの時期の風物詩ともいえるクリスマスの小さな家です。

#11 水辺の家

今回はヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパを訪れました。

街の中心にあるヴェッキオ橋からの風景です。家の造りは見てわかるように、水辺ならではの高い 窓に特徴があります。増水に耐えられるようにしてあるんですね。この街は名前の通りグラッパ山の麓に位置し、蒸留酒グラッパの生産地としても名高く、美し いブレンタ川が街を貫くように流れています。
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春には白アスパラが特産物として有名でレストランなどでは季節になるとよく出されます。北イタリアでしか食べ られない白アスパラは本当に肉厚で美味しいんです。

バッサーノはヘミングウェイが「武器よさらば」を書いた場所としても知られています。観光地とは程遠い 小さな街ですが、いかにも北イタリアらしい静かな落ち着いた街で私のおすすめの場所のひとつです。

#10 イタリアの中の日本

マルケ州ウルビーノのマルチェッロさんのお宅。

この日は彼のお誕生日パーティーで、日本が大好きな彼にちなんでパーティーのテーマは「日本」。招待客は思い思いの日本を表現して訪れます。
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野原に中にぽつんと佇むアンティークな家の庭先には、「おでん」「ラーメン」「いらっしゃい」「とんかつ」などののぼりが立ち、そこに着物や浴衣で訪れる大勢の人を見るとここはもう正しく「日本」。浴衣からフードが出ていたり、帯がなかったり、チャイナ服の女性も!太巻きや大きな鉄板でのお好み焼きが振舞われ、みんな大満足の様子。
その空間に集まる人や空気から生まれる様々なコミュニティーの可能性を感じた一日でした。

#9 色のある家

ヴェネト州ヴィチェンツァ郊外のマロスティカという小さな町。
ロレッタさんのお宅は現在改装中です。写真に全て収めることができませんでしたが、壁の色を8色使いにした、現代的で明るく個性的なアパートです。白、紫、グレー、水色、薄ピンク、黄緑、淡いオレンジ、クリーム色。写真手前のお部屋がダイニングにあたります。紫の壁の向こうにキッチン、紫の壁と向かい合う壁がグレーです。部屋全体をグレーにすると暗くなりすぎてしまうため、白を基調に紫とグレーの壁を一枚ずつ入れることにしたとか。
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廊下には黒地に細かい鏡を施したクローゼット、手前から黄緑、水色の廊下が続きます。その奥に白い扉で見え難いですがピンク色のお部屋、その更に奥に2つ、淡いオレンジとクリーム色のお部屋があります。1歩入った瞬間に、明るく元気な気分にさせてくれるお宅です。

#8 大自然の中の家

今回ご紹介するのはマルケ州、ペーザロ郊外のノヴィラーラという山間の小さな町にあるセルジョさんのお宅です。

大自然の中にある、童話に出てくるようなレンガ造りの大きなお家です。左手前の建物はワイン製造の棟で、中には発酵中のぶどうの入った大きな樽やワイン造りのためのたくさんの道具が収められています。
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右側の棟は、料理教室のためのキッチン。というのも、セルジョさんは以前シェフをしていて、その料理の腕前といったらそれは素晴らしいんです。料理教室はもちろん、ときどき大勢を招いてお料理をふるまったりするための建物です。そしてその奥が住居となっています。外には大きなお庭と畑が広がり、犬や猫、それに馬も飼っています。まさに大自然と調和した、イタリアの田舎らしい素敵なお宅です。

#7 APPARTAMENTO

今回はこちらの住宅事情の一つをご紹介します。
日本で言うマンションのことをアッパルタメントといいます。基本的には家族で住むような比較的規模の大きいものなので一人で住むとなるとかなり費用がかさみます。日本のアパートのような一人暮らし用の小さい部屋は少ないので、若者や学生達はどうするかというと、外国特有の方法があるのです。
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インターネットや電柱、スーパーなどに広告をして同志を募集し、友達同士や知らない者同士でも一緒に住んでしまうんです。私も初めは大変驚きましたが、これはこちらの住宅事情としてはとても一般的な方法です。例えば日本の3LDKのマンションに知らない者同志で3人、あるいは1部屋に2人ずつ6人で住む感覚です。もちろんトイレ・バス・キッチンは共用です。1人部屋にこだわるか、2人部屋3人部屋でもいいから費用を抑えるかの選択もできます。広告は、「真面目で清潔な人限定」とか「学生はダメ」(友達と騒いでうるさいから)、「たばこ吸わない人希望」など様々です。
私の知る限りでは最高で4部屋に11人で住んでいた友達がいます。どんな人が一緒に住むのか運次第、楽しみや不安があってなかなか面白い方法ですね。私は現在、イラク人の女の子とイタリア人の女の子と3人(全員1人部屋)で暮らしていますが、同居人に恵まれて落ち着いて生活できています。

#6 グラダーラ

今回は、マルケ州グラダーラにおじゃましました。

グラダーラは小さいながらも美しい古城で有名な街です。ミケーレさんのお宅は静かな山間に佇んでいます。築50年ほどのとにかく規模の大きな家です。表玄関、裏玄関、両脇玄関…入り口もいっぱい。地下を入れての4階建て、地下には30人くらいで食事のできるキッチン付きの広いスペースやワインの貯蔵庫、お庭には冬場は覆ってありますが大きなプール、大人数でバーべキューのできる広いテラスなど何でもあります。
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また家の前には広大な農地が広がり、野菜や果物などの他、ワイン、オリーブオイル、グラッパなども作っています。でもそれだけではないんです。鶏や兎、豚やヤギ、猪などの家畜から卵や肉、ハムやソーセージまですべて自宅で作っています。イタリアの田舎で代々受け継がれてきた、昔ながらの自然との共存や感謝、安全な食へのこだわりなどが生活の中に自然に溶け込んでいるんですね。