土地総合研究所がこのほどまとめた不動産業業況等調査結果(4月1日現在)によると、業況指数は現在と3カ月後の見通し共に全業種で前回(2010年1月1日時点)より改善した。
現在の経営状況は、「住宅・宅地分譲」がマイナス6.9で前回比30.2ポイントと大幅に改善。「不動産流通業(住宅地)」はマイナス25.3で同22.6ポイント改善、ビル賃貸業はマイナス34.6で同7.7ポイント改善した。
3カ月後の経営状況の見通しは、「住宅・宅地分譲」が8.3で同11.5ポイント改善し、プラスに。「不動産流通業(住宅地)」はマイナス2.7で同18.5ポイント改善、「ビル賃貸業」はマイナス11.5で同32.7ポイントの改善だった。
分野別の主なコメントは、住宅・宅地分譲では「都心・駅近は総じて好調。高単価で成約している」(首都圏)、「低価格志向が強く、じっくり選ぶ顧客が多い」(首都圏以外)。不動産流通業(住宅地)では「前年比で売却・購入依頼共に増加傾向。特に1次取得者層の購入依頼が多い」(首都圏)、「高額物件については動きが鈍い」(首都圏以外)。ビル賃貸業では「テナントが小粒化し、大型入居がない」(首都圏)「既存テナント増床の動きもあるが、相変わらず減床、値下げの話もあり」(首都圏以外)。
業況指数は、「良い」回答から「悪い」回答を差し引いた数値。回答のすべてが経営状況を良いとする場合にプラス100を示し、同じく悪いとする場合はマイナス100を示す。今回の調査は161社を対象に行い、136社から回答を得た。